
2010年6月29日 様々なフランス食文化のアナリーゼ ~ノワロー・ジョン・パスカル氏 のワインセレクト~
- ■ Champagne et Amuse
帆立貝のカルパッチョに、南フランス産のエクストラバージンオイル、フランスでブームになっている『トンカ』と呼ばれるスパイスを加えて、シャンパーニュの複雑味や旨味を引き出しております。

- 青森県産帆立貝のカルパッチョ
深みのあるトンカの香りを添えて

- Roger Manceaux Premier Cru Millésime 2002
♪ ロジェ・モンソー プルミエ・クリュ・ミレジメ
- ■ Vin Blanc et Hors-‘d æuvre
・ 鯛の炙りに、チョリソ・生ハムと発酵バターを利かせたソースで仕上げ、樽の印象やボリューム感のある味わいを含むこちらのワインと合わせました。

- 真鯛の温製オードブル
チョリソ・生ハム・コッパの旨味を利かせたソースで

- Julien de Savignac Cuvée Lisa 2008
♪ ジュリアン・ド・ザヴィニャック・キュヴェ・リザ
- ■ Vin Blanc et Deuxieme
・ 仔牛の胸腺肉は、印象的なリンゴのソースを使用、熟成し始めたアルザスの白ワインと合わせ、ふくよかな果実味とシードルの香りをお楽しみいただきました。

- リー・ド・ヴォーのポワレ
リンゴの風味広がるシードルソース

- Domaine Muhlberger Tokay Pinot Gris 2002
♪ ドメーヌ・ムルベルジェ・トケ・ピノ・グリ
- ■ Vin Rouge et Viande
動物的な印象から徐々に果実の凝縮感を感じるワインは、鳩の旨味と合わせました。アクセントにセロリラーヴやベリーのソースを添えてワインの余韻に華やかさを持たせました。

- 味わい深い仔鳩のロースト 鳩のジュ
セロリアックのピューレ

- Château Haut-Goujon Cuvée No1 2004
♪ シャトー・オーグージョン キュヴェ・ニュメロ・アン
- ■ Vin Doux Naturel et Dessert
・ 樽による複雑味のある味わいに仕上がっているワインには、軽くキャラメリゼを利かせグランマニエの風味で整えたクレープやラムレーズンの香りで合わせました。

- 古き良きクレープシュゼットはグランマニエと共に…
自家製ラムレーズンのグラスと愉しむ

- Domaine des Schistes Soléra
♪ ドメーヌ・デ・シスト・ソレラ




- ■ノワロー・ジョン・パスカル氏 Jean-Pascal NOIRAULT
叔父ポール・ブリュネ氏の影響を受け幼少よりワインと食文化の発展に興味を持つ。
(ポール・ブリュネ氏はフランス国内ソムリエコンクールで2度もチャンピオンに輝き、MOF(国家最優秀職人賞)を取得された方である)
1998年奥様の母国である日本でのワイン普及を目指し渡日。
翌年、都内でフランスワインの輸入・販売を開始。
2002年福島県郡山市に拠点をを移す。
近年ではシャンパンーニュ・アルザス・ブルゴーニュ等、フランス全土を駆け巡り、コストパフォーマンスの高いワインの探索、仕入・販売を行っている。
現在フランスベルジュラックワイン大使及びアルザスワイン大使として幅広く活躍中。
- お客様の声■
初体験の「トンカ」。
すっきりとした香りがホタテの甘みをより引き立てていました。
自分でも手に入るのであれば、挑戦したいハーブですね。
たいへん参考になりました。
鯛にこのようなソースが合うとは驚きでした。ワインの樽の香りがより深みを増すように感じられ、「これぞマリアージュ」といった逸品だと思います。
プリッとっした仔牛の胸腺肉をカリカリのポテトは絶妙な食感でした。
アルザスの爽やかさを感じさせる果実味が、この時季にはぴったりのワインでしたね。
パスカル氏の話はユーモア溢れ、たいへん面白く拝聴いたしました。
パスカル氏プロデュースのワイン会は何度か参加させていただいております。
また次回も楽しみに致しております。

出口シェフ
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